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宝塚にて

5 Dec. 2010

昨日は、宝塚にて、今年3回目の雅楽ライブでした。3回というのは、ひとつの節目のように思います。

すべて一管立てですので、互いの信頼関係なしには成り立ちません。1月は萬歳楽の管絃と舞楽抜頭。9月には蘇合香序一帖。今回は散手一具に取り組みました。共演者はどうだったか知りませんが、私にとっては、課題がだんだん難しくなり、今回、余裕がまったくありませんでした。

演奏は、とにかく、攻めの姿勢でいったので、大変スリリングなものとなりました。来てくださったお客さまは、雅楽が退屈なものだなんて、思わなかったことでありましょう。山を越え、川を飛び、木々をなぎ倒し、ようやくゴールにたどり着きました。最後まで吹ききれて、よかった。

ところで、余談ですが、テレビで、興味深い脳の話を知りました。北島が水泳で金メダルを取ったときのエピソード。人間、なぜか、そこがゴールだと思うと、失速してしまうのだそうです。なので、日本人選手団は、ゴールのタッチを終わりとせず、次の瞬間の、電光掲示板を見るのをゴールとして特訓したらしい。散手で終わりとせず、次の長慶子も吹かねば、と思っていたことが、無事たどり着けた要因なのかもしれません。

テーマ : 伝統芸能
ジャンル : 学問・文化・芸術

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