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存在のありがたさ

1 Mar. 2011

2月26日、国立劇場にて、楽部による「蘇合香」の上演がありました。この場に立ち会った方々は、どのような思いをされたのでしょう。

私は、雅楽の曲目に「蘇合香」という、とてつもない存在があるということの、ありがたさとでも言うべきものを、しみじみ感じました。この日は「序」のみ。「破」と「急」は来年に持ち越すとのことです。一帖だけでも大変なことなのに、気の遠くなるような三帖の長さ。そして、四帖、五帖。一帖の前には盤渉調調子と道行がありました。これは、気力、体力の限界を超える取り組みではないでしょうか。

「蘇合香」の格調の高さからいって、この曲が成立したとき、ありとあらゆる最上のものが集められたことでしょう。文献の中にだけあっても、上演機会がなければ、存在していることにはなりません。楽人にとっては、「蘇合香」を知る前と後では、「雅楽観」が違ってしまうのでは、とさえ思います。「蘇合香」の上演の機会が、一回でも増えることを希望します。

テーマ : 伝統芸能
ジャンル : 学問・文化・芸術

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