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笙と竽

hiromi ueda

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20 Sep. 2016

今年の正倉院展は、雅楽関連の目玉として、笙と竽が出陳されます。

そのこともあって、平城宮跡東院庭園観月会は、笙と竽の共演がありました。

2016東院1

竽は、竹管の長さが笙の倍で、リードも大きく、1オクターブ低い音が出ます。
キラキラと輝くような笙の音色と比べて、深く深く、海の底に広がって包み込まれてしまうような感覚があります。

東院庭園観月会、私は3回目となりましたが、毎回、雅楽演奏構成の太田豊さんのプランが秀逸で、楽しみなイベントとなっています。

2016東院2


「東院庭園観月会 ー宝亀四年(773)絵巻ー」

太田豊(高麗笛 琵琶 おりん)上田弘美(笙)柴垣治樹(竽)松久貴郎(篳篥)橋元里実(笙 笛 琵琶)岩佐堅志(打物)

東京にいた頃は、新しい試みというと、たいがい西洋音楽の作曲家の書き下ろしで、五線譜で、という仕事が圧倒的に多かったのですが、こちらでは、現行雅楽の視点を少し変えて組み直しただけで、こんなに豊かな世界があるんだなあと、驚かされます。しかも、対応できるプレーヤーが素晴らしい。

打ち上げのリアル宴席では、月を愛でながら、天平装束に身を包んだ美女に囲まれ、とっても幸せそうなO田さん。写真をアップしようかと思いましたが、もう少し長くお付き合いしたいので、涙を飲んで自重しました。


2016東院3



Posted byhiromi ueda