密を避けて

4 Oct. 2020

コロナ禍において、皆様、いかがお過ごしでしょうか。

私は、オンラインレッスンをしたり、オンライン合奏をしたりして、それはそれで、工夫を楽しんでいますが、生音の美しさにかなうものではありません。

当たり前ですが。


なんとか、密を避けつつ、演奏活動できないものかと、ささやかな会を持ちました。





コンサートホールやライブハウスは、密閉を作り出すことにより、音響に優れ、非日常を演出する、素晴らしい装置です。

しかしながら、今はいったんそこから離れ、別の空間で「実験」してみたくなりました。





笙ラボ
　〜新たな演奏のカタチ〜

笙　林哲至
　　上田弘美

宝塚市立文化芸術センターアトリエ

曲目　黄鐘調調子
　　　Mariam Matrem Virginem
　　　双調調子
　　　ジョンケージ　One9 より1
　　　平調調子

コロナ禍の人数制限もあり、ほとんど口コミでした。


宝塚市立文化芸術センターは、アート感覚が刺激される、素晴らしい空間です。

複数のギャラリーや、ライブラリーが、オープンスペースで繋がっていて、開放感があり、まだ建設中の時から、ここで笙を吹きたいなあと思っていました。

広い空間に、笙二管の音が、豊かに響きあって、充実したときを過ごすことができました。

ジョンケージの曲を演奏したときも、ほかのスペースからの人のざわめき、足音などが、程よく聴こえ、ますます、この曲が、好きになりました。


密を避けつつも、趣旨に賛同し、駆けつけてくださった皆様、ありがとうございます。