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セレモニー

hiromi ueda

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6 Apr. 2010

今日は、ある学校の入学式のセレモニーで、笙を吹かせていただきました。二管立てで「越殿楽」「五常楽急」あたたかくて、良い天気でした。入学式で雅楽というのは、新鮮なような、ぴったりなような。

日本という国は不思議な国で、ほんの少し前までは、学校の音楽の授業は、西洋音楽一辺倒で、雅楽、邦楽を学校教育で取り上げてもらうためには、運動までおこす必要がありました。自国の音楽が当たり前にあふれていれば、何も学校で取り上げてもらう必要はないのですが。

学校の現場で自国の音楽があふれるというのは、もちろん良いことだと思います。けれど、日本人だから必ず日本の音楽をしなければ、とも思いませんし、日本人が日本の音楽をするから本物だとも思いません。

近い将来、オランダかアメリカあたりから、凄い笙吹きが出て来たら応援するのにな、などと、満開の桜を見ながら思いました。
Posted byhiromi ueda