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根継

hiromi ueda

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8 Sep. 2011
  
根継の調整をお願いしていた笙が、戻ってきました。たぶん、全体的に手を入れていただいたのでしょう。とっても瑞々しくなりました。有り難いことです。

笙

根継の部分、こんなに長く見えるものなんだ、と思いました。気づかなかった間に、ずいぶんしずんでいたのですね。

このところ、

うねうねうねうね~~~

と、鳴っていたので。

個人的に、こういう響きは好きで、さほど気にならなかったのですが、あまりにも度が過ぎると、ガムラン音楽になってしまうので。おかげさまで、すっきりしました。そうなればそうなったで、また、倍音やら、差音やら、別の何かが響く音やら、実音以外の鳴りが気になって、微調整しなくては。理想の音さがしは、まだまだ続く。他の音楽を聴いているときでも、実音以外の音に、耳をかたむけてしまう癖がついているのかもしれません。

私は、この他にも、とびっきり綺麗な音色の笙に恵まれています。「シャーッ」という水しぶきの音みたいな。多忠龍氏の著作で指しているのは、こういう音なのかなあと、思ったりもします。

「そもそも、笙は鳳凰の鳴聲をまねてつくつたといふ楽器なのだから、鳳凰の鳴聲を参考にすればいいわけだが、鳳凰なんて鳥は動物園に行つたつて、ゐやァしない。どうしても、自分で工夫をしなければならない。私もいろいろ考へました。いろいろ考へた揚句、私はかういふ音を狙つて作ることにしてゐるのです。つまり、華厳の瀧のやうな、高いところから落ちてゐる瀧が瀧壷まで落ちると、ちーッといふ音をたてるでせう。水が手きびしい音を立てるでせう。あの、ちーッといふ堅い音を狙うのです。」 (「雅楽」 P. 77 )


さてさて、バカンスも終わり、いよいよ秋の演奏会シーズンの到来です。行きたい演奏会もいろいろありますが、まずは告知を。


9月22日(木) 岩佐堅志 ソロライブ vol.3 笛一本

    studio & cafe make ( JR芦原橋下車5分)
        open 19:00  start 20:00 

   演目 双調管絃曲 ほか
 
   岩佐堅志 (龍笛)

   ゲスト 尾崎治雄(箏ほか)
       上田弘美(鳳笙)

   チャージ 2000円 (1ドリンク付)


ドリンク付きです。ゆったりと、雅楽の世界で、おくつろぎください。





Posted byhiromi ueda