3・11
14 Mar. 2012
3月11日は、南相馬での演奏となりました。
前日の10日の夕刻は、富山県のホテルにて舞楽の依頼演奏。それに向けて、朝、関西を出発しての車中、メンバーから、2月末の第二次被災地公演の話をききました。邪念があったら上手くいかないんだよね、たんたんと無心でやるしかないんだよね、という話でした。
舞楽「蘭陵王」の本番を終えて、いただいた夕食のお弁当を手に、再び車に乗り込み、メンバーで交互に運転。福島へと移動。この日のギャラを遠征の経費に回しました。ありがたいことです。
真夜中の雪道をぬけて、午前2時半、南相馬の道の駅に到着。夜が明けるまで、車中で仮眠。タフでないと、やっていけません。

朝食をとれるところを探しますが、再開されていない店や企業が多くて、苦労しました。原発より20~25キロの、これが現実。
11時より始まる、地元や神奈川の天台宗などの僧侶の方々による慰霊復興祈願法要が行われる会場へ。法要に先立ち、盤渉「白柱」を演奏。

天台声明をききながら、国立劇場に出演していた日々を思い出しました。まるで女声のような、美しい倍音が、高らかに鳴り響いています。
僧侶の方々は一礼して退場され、海のほうへと向かわれました。我々は、こちらで、舞楽「蘭陵王」
その後、装束のまま、あわただしく、再び道の駅へ。盤渉「越殿楽」舞楽「蘭陵王」「長慶子」
舞人含め、メンバーは7名。舞楽をするには、ぎりぎりの人数でした。
我々のしていることは、意味があるのか、ないのか。自己満足と言われたら、その通り。
3月にしては寒くて、雪が降っていました。私は、運転ができないので、ずっと座っていただけです。福島の雪景色は、それはそれは、心を奪われるほどに、美しいものでした。


3月11日は、南相馬での演奏となりました。
前日の10日の夕刻は、富山県のホテルにて舞楽の依頼演奏。それに向けて、朝、関西を出発しての車中、メンバーから、2月末の第二次被災地公演の話をききました。邪念があったら上手くいかないんだよね、たんたんと無心でやるしかないんだよね、という話でした。
舞楽「蘭陵王」の本番を終えて、いただいた夕食のお弁当を手に、再び車に乗り込み、メンバーで交互に運転。福島へと移動。この日のギャラを遠征の経費に回しました。ありがたいことです。
真夜中の雪道をぬけて、午前2時半、南相馬の道の駅に到着。夜が明けるまで、車中で仮眠。タフでないと、やっていけません。

朝食をとれるところを探しますが、再開されていない店や企業が多くて、苦労しました。原発より20~25キロの、これが現実。
11時より始まる、地元や神奈川の天台宗などの僧侶の方々による慰霊復興祈願法要が行われる会場へ。法要に先立ち、盤渉「白柱」を演奏。

天台声明をききながら、国立劇場に出演していた日々を思い出しました。まるで女声のような、美しい倍音が、高らかに鳴り響いています。
僧侶の方々は一礼して退場され、海のほうへと向かわれました。我々は、こちらで、舞楽「蘭陵王」
その後、装束のまま、あわただしく、再び道の駅へ。盤渉「越殿楽」舞楽「蘭陵王」「長慶子」
舞人含め、メンバーは7名。舞楽をするには、ぎりぎりの人数でした。
我々のしていることは、意味があるのか、ないのか。自己満足と言われたら、その通り。
3月にしては寒くて、雪が降っていました。私は、運転ができないので、ずっと座っていただけです。福島の雪景色は、それはそれは、心を奪われるほどに、美しいものでした。

